vendredi 24 juillet 2009

Chili's diary/ Ruelland 1

Jacques & Danièle Ruelland


おやおや、この二つの玉はなんだろうか?
イームズの椅子の上で日向ぼっこをしてシエスタ(お昼寝)に取り掛かろうと思っていたのに。なにさ、マダムったら、ぼくの邪魔なんかして。。。

ほほう、これはこれはジャック&ダニー・リュエランの作品ね。



















上から見ても、下から見ても美しい。
ジャックもダニーも1926年生まれ。彼は2008年に亡くなったんだ。彼はパリのボザール美大で絵を学び、1951年にダニエルと結婚。二人は同じ美大でセラミックに集中する。彼らのインスピレーションソースは周りのアーティストから来るんだ。セラミックとは縁のないダンスや演劇、文学、音楽に刺激される。また当時の建築家、プイヨンやル・コルビュジエとの友情も彼らを刺激する。
ジャックとダニエルは1953年から1959年までエキスペリメンテーションに集中し、1960年から1969年まで発展する。1970年にパリを去って南仏に移り、1980年代後半まで活躍する。




このように彼らの作品のほとんどは1つ単位ではなく、複数のシリーズとして、ファミリーとして発表される。



ジャックは素材のリサーチ、ダニエルはフォルムのリサーチに集中する。
白、黒以外にアニスや黄色、オレンジの鮮やかな色で有名。
手でフォルムを作り出し、左右の微妙なアシメトリーが大好きだね。花瓶や照明のベースの瓶をメインに作ったリュエラン夫妻のミニマルな視点が気に入っている。